ブログというより読書感想文
まえがきに、「これは不愉快な本だ」ということが書いてあった。
実際、そのような内容の部分もあった。それよりも、自分は「酸酷な事実を述べている本だ」という印象の方がはるかに強かった。
実のところ、読んでいて「不愉快」に感じるところはあまりなく、むしろ本の中に吸い寄せられていくような感覚に見舞われた。
何より、自分が感じている部分を表現していてくれて救われた気分になった。残酷な事実や不愉快になるかはさておき、この本に書かれていることを把握して受け止めていくべきだと感じた。
確かに、人によっては差別だのなんだの言う人も現れるかもしれないが、この本に書かれている真実を受け入れる方がはるかに健全だと思った。
今後も研究で、事実が変わってくるかもしれないが十分に知っておくべき価値がある本に違いない。